流守番(異物除去装置)

 

流守番RUSUBAN(異物除去装置)

流守番は、2018年 第54回 石川県発明くふう展[一般部門]で、発明協会会長奨励賞を受賞しました。
その後、さらなる改良を重ねることで2019年には製品化することができました。
現代農業 2019年7月号で、水路のゴミ詰まり防止装置の紹介として取り上げていただきました。

 

水流の力で流れを堰き止める恐れのある異物(ゴミ)を取水口から遠ざけるスクリーンです。

水路の異物除去装置の機能特性(24時間365日間休まずに稼働し続ける)から 流守番RUSUBAN と名付けました

 

 

流守番の概要

 

・全体はステンレス製で強度があり錆に強い。

 

・設置現場の状況に合わせて、個別で制作いたします。

 (取付不可の場合もありますので、ご注意ください)

 

・常識的なゴミの除去をしていただければ、

 水路のゴミ詰まり防止装置として機能いたします。

 

 

流守番の特徴と注意点

 

・大規模な構造変更を必要としない。

 

・動力は使用しないので、可動部分が無く故障しにくい。

 

・低コストです。

 

・容易にゴミなどの回収を行う事ができますが、

 ゴミを処理や収集することを目的としていません。

 

・清掃などのタイムスケジュールを延長させる為のものであり、

 清掃、管理を軽減するものです。

 

・取水口からゴミなどを遠ざけることを目的としています。

 

・水流が必要であり、ため池などの取水口には取り付けることは出来ません。

 

・支流を遡上した魚等の生物は容易に通り抜けることができます。

 生態系の環境にも配慮しています。

 

 

流守番の設置例

 

設置例 1 取水口付近にガイド擁壁を設置して、本流側から支流側に水流の取り入れ又は分水取水口の手前に設置します。
設置例 2 水車には既設の擁壁があり、流守番を上流に取り付けて異物の侵入対策をします。

 

 

既存のフェンス・スクリーンの現状と、流守番の設置効果

 

・既存設備の現状は、水流の通り道をフェンス・スクリーンがカバーしているため、

 通過できない異物が少しずつ塞がり水流を遮断してしまいます。

 様々な異物が絡み合い、水圧などにも影響されて取り除くことは容易では有りません。

 

・流守番を設置することでの効果は、

 水流を利用して流守番設置箇所を通過する水に浮いている異物や中に沈んでいる異物を、

 本流側の中央部に移動して支流側や取水口に流れ込みにくいようになります。

 

 

水路管理に伴う危険性と苦労

 

日々の巡回や日報の記載については、業務を分担して時間の短縮や軽減が可能です。

それに対して、堆積したゴミを取り除く日々の作業は、毎日1人が危険な場所に足を踏み入れて取り除く必要があります。

取水口は河川敷の中に位置し、転落防止用の安全策の設置場所ではありません。また、毎回2~3人の人員を増員して行う作業でもないため絶えず1人で行うことが先人たちのルールとして定着しています。

私(流守番の開発者)は、自分の命は自分で守ることを考え、安全帯を付けて作業するようにしました。誤って川の中に転落しても、助かる確率・怪我の軽減、それに注意力が増して身を守る行動に大きな影響力が加わるのではないかと思いました。

小さな川でも、農繁期や雨で増水した川の流れは速く大人でも簡単に流れに逆らって脱出することは困難です。水路の管理に日々ご尽力されている方は当然ですが、命綱や安全帯を持たないで河川に近づくことは危険を伴います。

 

安全対策として・・・

取水口に大小形状の異なったゴミが絡み合って堆積し、水圧により簡単にゴミを取り除くことは困難です。

水圧が加わっている堆積したゴミを取り除くには、片側から少しずつゴミを取り除き水圧を逃がすことに心がけて下さい。また、この際はならずロープを持参して安全帯として装着して下さい。可能ならば救命胴衣の着用もお願いいたします。

下記にもやい結びの絵を挿入いたします。

他人の命ではではありません、河川管理されるご自身の大切な命です。

安全帯がない場合は、ロープは必ずもやい結びで腰に結んでください。

 

結び手順 1 
結び手順 2 
結び手順 3 

 

 

最後に開発者からのコメント

 

この製品の目的は、大雨等で短時間に水が溢れる箇所や取水口付近に堆積するゴミの対策として考案いたしました。

用水関係の理事を務めさせていただき、水路の管理現場や方法を体験することで見えてきた苦労が少しでも軽減される方法の一つとして紹介いたしました。

 

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