その後、さらなる改良を重ねることで2019年には製品化することができました。
現代農業 2019年7月号で、水路のゴミ詰まり防止装置の紹介として取り上げていただきました。
水路の異物除去装置の機能特性から 流守番 と名付けました
全体はステンレス製で強度があり錆に強く、
設置現場の状況に合わせて、個別で制作いたします。
(取付不可の場合もありますので、ご注意ください)
頻度は少なくなりますが、常識的なゴミの除去をしていただければ、
水路のゴミ詰まり防止装置として半永久的に機能いたします。
水路のゴミ詰まりで道路が冠水することを知りました。
短時間で大雨が降ったり、ゴミを除去する時間の感覚が長く空いたりしますと・・・
暗渠手前の縦型鉄格子状スクリーンに溜まったゴミがスクリーンを塞ぎ
場合によっては道路冠水の一因にもなっていました。
バケット昇降型の自動ゴミ除去装置も市販されてはいますが、莫大な費用が必要です。
そもそも管理スペースに余裕がない箇所が多く、自動ゴミ除去装置の設置は困難です。
そこで、簡単なゴミ詰まり防止装置を開発しました。
この装置は、水の流れ・抵抗を利用してゴミを移動させます。
縦型鉄格子状スクリーンの手前に取り付ければ、
川幅全体がゴミで塞がれるまでの時間を長くすることを実現し、
急激な水位の上昇を防ぎます。
装置と言いましても、動力を必要とせず可動部分が無い事で
メンテナンス費用を少なくできます。
良い事ずくめではありますが、流れの遅い用水には不向きで逆流してゴミが戻ってしまいます。
水の流量・流速の多い用水路向けとなっております。